SEが税理士に転職するには?

税理士試験を目指している人は、学生時代に一気に合格するタイプと、社会人になってからも数科目ずつ合格を勝ち取って税理士になるタイプの2つのタイプがあると言えます。様々な人が税理士の試験に挑戦していますが、例えばSEのような業務が非常にハードな職業に就いている人がこの試験にチャレンジするためには、非常に効率の良い学習・勉強が必要となります。

SEは基本的にはプログラムを組んだり、データの修復を行うことが主な仕事です。しかし、その業務形態は非常に不規則です。プログラムに不具合、いわゆるバグが発生した場合には、昼夜を問わず修復が完了するまで業務は終わりません。

その一方で、SEは数学的な感覚が非常に必要な業務についてますので、税理士の試験科目である簿記論や財務諸表論、あるいは消費税など、計算に関する科目は得意科目となる可能性が高いと言えます。またプログラムなど、理論的思考力に対する順応性を考えると、法人税や所得税などの法律科目に対しても抵抗なく取り組めると考えられます。

また転職の際には、前職がSEであるという点は積極的にアピールすべきです。現在の税務・会計業務は、基本的にパソコンソフトを利用して入力したり計算することがメインとなっています。その中には、非常に信頼性はあるものの、年間に支出する金額が非常に高額なソフトもあります。そのため、SEの様にプログラムが得意な人が転職してくれれば、自社で開発して経費を削減できると考える経営者もいると思われます。

ただし、税理士の試験対策は一定の学習時間の確保が不可欠です。そのため、在職中に仕事と並行して勉強をすることとなると、SEという職業は負担が大きすぎます。どうしても税理士を目指すのであれば、科目合格が見込めると断言できるのであれば、いったん離職した後、専門学校などで集中して勉強をする必要があります。また、転職した企業に就職後に、働きながら学習を続けるという方法もあります。